あくまで私の方法です。これで他の方がうまくいくかどうかは保障しませんのであしからずご了承下さい。

 


 

 先ずは導入にあたってどのような点にポイントを置いているか;

 

1,マメに全国の魚の情報を仕入れて出来る限り実際の魚を見る。特に泳ぎを中心に見ていく。

 

2,自分の理想とする魚姿はどのようなものなのか出来る限り明確化する。流行を追う余り、毎年毎年追い求める姿が変わっていくようでは固定化することは不可能だ。

 

3,魚姿で一番大事にするのは全体のバランス。頭や尾などのパーツに的は絞らない。ただし背なりと腰下がりは十分に注意して見る。

 

 続いて導入方法について;

 

1,親魚からの導入はしない。

 

2,出来る限り(入手できる限り)稚魚の段階で手に入れるようにする。それも孵化後早ければ早い程良い。

 

3,他の自家産の稚魚と同じように育てていく。各時期ごとの成長度合いの特徴を出来る限り確認する。

 

4,飼育密度は若干高めで飼育する。その分当歳時には余り大きくはならないがそれで良い。最終的には十数匹を残す。

 

5,明け2歳で試し引きをする。交配については兄弟掛けする。奇形の出具合を見ながら、血の濃さを確認する。

 

6,明け2歳の夏に十分に飼い込む。この段階で他の自家産魚と同じぐらいになる。ならない魚ははねる。

 

7,秋以降数匹に絞り込む。給餌は薄くしてこれ以後は飼い込まない。3歳となっていよいよ種魚として使っていく。

 

8,稚魚の段階で導入できなかった時も、当歳時に必ず入れる。その際はねでも血筋さえ確かなら導入する。これは梅雨ぐらいまで。飼育方法は同じ。

 

9,どうしても入れたい方の魚の場合は秋に数匹程度入れることがある。既に出来上がってしまっているので成長過程や成長の度合いなど確認できないので、明け2歳になってすぐに交配させる。交配相手は必ず他の血で割る。ただしこの場合急激に調子を崩して落ちることが往々にしてある。

 

 


 

 以上私の種魚導入方法を書いてみた。手間と時間の掛かる方法だが結局の所この方法が一番近道に思える。

 現在の所、このようにして私の舟には会長筋、四国の筋、広島の筋、浜松の筋、の4系統が残った。今のところ、それぞれから新しく入れることはあってもこれ以上に広げるつもりはない。

 この4系統もそれぞれ配合の相性があってどれを掛けても同じようになるということはない。らんちゅうの面白いところだ。にも関わらず、出来上がった魚はそこそこ我が家の魚という特徴を備えつつあるのが現段階だ。やはり奥深く底知れない魅力を蔵していると実感させられる。

 

 今年は、筒下がりと筒の太さにポイントを絞って飼育してみたい。まだ産卵もないうちから何を言っていると、おしかりを受けそうだが、この時期だからこその楽しみでもある。